ブラックパンサー 自分なりの解釈を添えて
二回目の記事としてはちょっと濃いお話でも。
ブラックパンサー
公開初日に観てきました。
基本がっつりネタバレするつもりですが、ここで一応今からさっとわかるmarvel(映画)遍歴でも。とりあえずこれだけを見ておけば間違いないんじゃないかなってのだけチョイスしてます。面白かったらほかの作品もチェックしてみるといいかも。
アイアンマン1
世界的にもこの作品のヒットがなかったらmarvel作品ひいてはマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)が誕生しなかったであろう作品
私自身もこの作品に出会わなかったら多分marvelにはハマってなかったであろう作品。
そして主演のロバート・ダウニー・Jrの頑張った若作り映画
設定的には20代なのに43歳のロバートダウニージュニア
参考画像
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クリスヘムズワース以外のソーとトムヒドルストン以外のロキが考えられないマイティソー
取り敢えずクリスヘムズワースの演技クソ格好いいからそれだけで見る価値がある
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「日本よ、これが(お金をかけた)映画だ」
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キャップの過去話?(キャプテンアメリカ1のこと)
取り敢えずバッキー見ておけば間違い無いよ、バッキーかわいいヨバッキー
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萌えキャラ、ジャービスちゃん可愛い
インフィニティストーンを巡ってみんな争うよ!
割とこの辺りまで来てはまらないならMCUをあきらめるのも一つの手
一応ここで初代アベンジャーズはいったん区切り、なんだけどフェーズ2の最後は次に紹介する作品
アントマン
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個人的にアイアンマンに次いで一作目をむしろ見た方がいい作品。
ちっちゃいけど頑張るよ!
正直見なくても問題はないけど一つの作品としてだいぶ完成感ある。
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実質アベンジャーズ3じゃね?
ヒーロー大集結、ヒーロー同士で殴り合いするぜ!
ちりじりになったかと思ったら.社長とキャップが何故か戦う映画。
一応ヴィラン(敵役)はいるけども割とカリスマはない。
取り敢えずはこの七作見ておけばブラックパンサー(と言うよりmarvelの世界観)見るのには困らないかなって。
細かい説明なんかはこの情報化社会いくらでも手に入るから面白おかしく見てみたくなるようなキャッチフレーズ(と偏見)を書いてみました。取り敢えずアイアンマンが好きなのは伝われば嬉しいです。
で、今回のブラックパンサー。
実はキャプテンアメリカ シビルウォーにも出ています。ちょい顔出ししてすぐ居なくなりますけど
ただ今回ブラックパンサーだけ見ると、えっなんで説明省き過ぎやない?って箇所が一箇所あるのでブラックパンサーだけ見るならシビルウォーをちょっとみておくと幸せかも。
シビル・ウォーは正直他のmarvel作品見てなくてもたのしいから割と視聴推奨。
ネタバレなしの感想
marvelによくある説明パートがなっがい。
ワカンダ(っていうアフリカにあるオーバーテクノロジー持ってる国)が予告からわかってたけどもテクノロジーものすごい。社長(アイアンマン)もびっくりの技術力ですわ!
ただ今回すごく斬新な映画だなと感じた点はほとんど主演は黒人。アフリカの話だから当たり前なんだけどね。
因みに監督も主題歌を歌っている歌手の方も黒人という(多分)ハリウッド史上初めて黒人主導の超大作ハリウッド作品。
ただこの作品自体は今の世の中になったからやっと出来た作品なのかな、とも思います。
もう20年前には到底色々と問題があって作れなかったと思う。良くも悪くも今だからこそできた映画。
いわゆる面白黒人枠にCIAのおじさまが起用されてるのが最高にジョーク臭が臭かったw
ここまでが前書き。この後は割とネタバレ上等な感じでバシバシ書いていきます。
お父さん……おとおおおおさああああああああああん!!(絶叫
今回の全ての元凶でございます。
シビル・ウォーでの涙を返して欲しい
byティチャラ王子
今回のヴィランは前半戦にクロウという1992年にヴィヴラニウムを盗んだヴィランが登場します。じつはエイジオブウルトロンにも出てたらしいけど記憶に…( ^ω^)・・・ないな……左手が義手でビーム撃ってくるくらいしか印象にない。
で、その後半戦ヴィランであるキルモンガーはどんなつながりなの?と言われると前国王のティチャラ王の弟であり、1992年ヴィヴラニウム強奪事件の黒幕だったお父さんを殺された割と主人公気質なヴィラン
ヴィランらしくないヴィランキルモンガー 割とベジータ感あるよね
詰まる所今回は主人公であるティチャラのお父さんが弟(叔父さん)を殺す→その息子(従兄弟だね!)がワカンダを王になろうと帰ってくる。
ここまで一時間使うからね!!!!ここまでで!!!!
これで前国王が殺された事件だらだら流してたらまた15分くらい使うやつだよ……
まぁその一時間の間も割と波乱はあるけども割愛。一つだけ書くとしたらブラックパンサーの能力を手に入れるためには各部族(5部族)の戦士と戦う(放棄もできる)事が必要なのだけれども、割と好戦的な部族がやってきて戦うシーン、ここだけは覚えておく必要があった。族長かわいいんだ、性格が。マジで萌える。
後半戦は面白かったのでそちらを。前半戦にしっかり説明してるからこそ後半が面白いとかそう言うのはなしね……
ストーリとしてはすごく王道で、従弟に王座奪われて主人公生死不明!
なんとかスーパーパワーで生き返って王座奪還!!
って二行でかける程度には王道。
ただその復活のフェーズが非常に興味深かったし、ブラックパンサーの力を手に入れる描写も割と興味深かったのでそれをメモる。
ブラックパンサーの力は神の力?
ブラックパンサーの超身体能力を手に入れるための儀式として怪しいハーブを飲んで土に埋まる、と言う行為を行います。
その後死後の世界へ行き先祖にご挨拶をする。
その後蘇り、超パワーを手に入れます。
完全に聖書の話なのである。
まぁハリウッド大好きだもんね、こう言う描写。
ただこんな直接的に描いているmarvel作品って全くないのです。というのを黒人監督が描いているというのも非常に興味深い。もっとオリエントな慣習から持ってくるかな?と思ったら完全に神話の世界なんですよ。
そう考えると、ワカンダというスーパーテクノロジーのある国と儀式自体はすごくこってこてな古典芸術みたいな儀式の対比は非常に面白い。
まぁそんなこんなで王座が奪われるわけで、生死不明なのが滝から落とされて不明なんだけど、生きてる伏線でしかないよね、もう。
と、いうわけで前半戦の儀式で邪魔してきた族長が地味に拾ってくれてます。優しさか。
そこで密かに奪い取っていた怪しいハーブを主人公に飲ませるわけです、つまり最初の王になる儀式、滝へ落下、またハーブ飲んであっちの世界へトリップ!と三回死んでます、死に過ぎやろ。
まぁそれで神聖付与!みたいな属性はあるよね。回数にも意味があるのかな。
今回色も非常に重要で、基本王族が黒、その他部族がラカフルな色、その例の好戦的な部族が対照的に白、という構造です(完全に黒人白人の記号ですね)
そして紫がハーブの色で主人公のサブカラーでもあります。
日本であれば紫は最も高貴な色であるし、中間的な色、そして王族の色でもあります。
対してヴィランはどうでしょう。
赤、ともオレンジ、とも取れる色で赤であれば紫とは対照的に下品な色であり、オレンジには温もり、陽光、幸せといった意味があります。個人的には夕日の色、というのも推したいですね(なぜ推したいかは是非鑑賞してみてください!)
そして最後に蘇る時、主人公は真っ白で真っ新な雪に埋められます、今までの儀式は土葬に近い形であったのが今回は雪に埋められます。
今回の白の色としては「あの世」というのが非常に近いです。実際復活させられるところも地表から遠い山の上で、より黄泉の国が近い、とも取れます。
しかしこの真っ新な雪によって父親や先祖に縛られる事なく、今まで古いワカンダの風習を壊し、テクノロジーを広げるという発想に至ったのでしょう。
後は愛の力です。割と本気で。語ると面倒なので辞める。
トータル的に見るとお父さんGJなの、か……な……?
と、いうような感想を持ちました!
死にそうになってパワーアップとか、ヴィランの格好がベジータっぽかったりDRAGON BALLにも影響を受けてる節がありますね!
こうやって割と考察できる辺り決して悪い作品でなかったと思うし、出来は良くまとまっていて良かったと思います!
ではではこんなところで