ポーラーカベカナヘビ初流通
というわけでシクラカベカナヘビ(Podarcis siculus)の亜種であるポーラーカベカナヘビ(Podarcis siculus paulae)の初市場流通!!
久々にテンションが上がってこのように筆をとった次第です。
大体はカナヘビキチガイ、レインウォーターキチガイでどこぞの界隈では言われていますtwitter(@zo_you)の方が更新頻度はとても高いのでおすすめはしません。構わないというかだけフォローしてください。ブログに貼り付けているので気になったらよろしくお願いいたします。
というわけで本題。
きました。きました。キマシタワァ。。。。。。。。。。。。。。
ポーラーカベカナヘビ!!!!!!!
噂には聞いてましたが、市場流通は初めてではないでしょうか!!
クッソ綺麗な写真を下記ブログにて公開しているので是非見てきてください!!!!
http://blog.livedoor.jp/reptile_candle/archives/51973473.html
実際東レプにて店主のハタノさんにご挨拶させていただき写真を上げる許可も撮りましたので実際の写真も上げていきます。
ため息しかでませんなぁ……イベント会場でこの発色ですからね
ここでシクラカベカナヘビの簡単なご紹介。
基本的な分布としては英名がItalian wall lizardという程度にはイタリア含め、バルカン半島諸国やトルコの辺りに分布しているこの種。
温暖な気候で冬は割としっかり冷える地域なので国有種であるニホンカナヘビ的な扱いをあちらでは受けておりますが、いわゆるカベカナヘビpodrcis達は環境破壊や生息域の減少により現地では保護されている種が多く市場流通はほぼCBのみとなっております。
全長は20cm程度でいわゆる小型種に属します。
日本で流通している種としてはシクラカベカナヘビ(podarcis sicula campestris 基亜種にこの名前がついてないんかい)やクレンメリーカベカナヘビやシクラカベカナヘビレッドベリー(こっちは基亜種)が主な流通個体ですね。
亜種が非常に多く五十近くの亜種に分けられています。ぶっちゃけ生息域は割と狭い個体が多くそこまで亜種に分ける必要あるの、、、か?というAllaboutの記事には非常に共感します。
亜種がこれだけあるにもかかわらず何故こんなにも流通しないかというのは以下の画像よりわかると思います。
ポーラーカベカナヘビの生息域はこちら
ここ
からさらに寄って行って
えっ
…………………
わかる通り100m四方もない場所に住んでいます。そしてこの表現の仕方もCANDLEさんのブログのパクリ(リスペクト)
簡単にシクラカベカナヘビの飼い方の説明
ケージ 60水槽(正直45でも飼える)
ライト 必須(だけど正直マイクロサン程度で十分)
UV そこまで必要じゃないが色上げのためには十分量あった方がベター
給水頻度 毎日霧吹き、水入れを入れる
餌 肉食よりの雑食性 フードや野菜果実も食べるには食べるが好き好んで食べるかというとノー
置き餌も慣れてくれば割と食べる。
参考までに家のクレンメリーカベカナヘビ
捕まるとこんな感じで固まります。多分そういう習性。
冬は正直無加温で冬眠させた方が長生きもするし、なんなら成体なら10度くらいまで下げた方が調子が出ます。やる場合は自己責任で。
床材は柔らかめで蒸れない床材を使用。
意外と高所に移動するのが好きなため立体的なレイアウトも可能。
性格としてはビビリ、の一言に尽きる。個体差もあるだろうが基本ドタバタ。慣らそうと思えば慣れるがアダルト個体くらいにならないと難しい。
非常に魅力的な種が多いが、隠れられるところが多いと人が前に立つだけでパニックになる。
正直カナヘビは好きだけど色はバハブルーロックリザードのような色合いが好きなためヴェドラカベカナヘビとかがストライクなのですがペアでも60万以上しますからね………
そう考えるとCITESに入っていない本種はインポートする分には手間が少ない、はず。
ただ絶対的な流通量が少ないため非常に高額な種になっております。
カベカナヘビ道の奥は深い……………………