レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)亜種まとめ
昨今の爬虫類ブームからかブログのアクセス数も徐々に来ていただけて感謝です。
と、いうわけで今回はレオパちゃん達の亜種についてざっくりまとめてみました。
まぁWikiとかにも書いてあるんですけどね。
その前に前提条件として亜種ってなんぞや?っていうお話からしていきましょう。
先ずは学名のお話
まず学名でレオパに関してはEublephalis maculariusと書きます。これに関しては名称が各国雑多にならないように学術的に定められた名称となります。カタカナで表すとユーブレファリス マキュラリウスといったところでしょうか。
(因みにレオパードゲッコーは英名で和名はヒョウモントカゲモドキです)
で、普段多くの人が魅了されるであろう所謂品種名、モルフは学術的に言うのであれば、Eublephalis macularius Tangerin となるわけです。これを日本語化すると ヒョウモントカゲモドキ タンジェリンとなるわけです。ややこしいですね。
亜種とは?
亜種(あしゅ、英語: subspecies)は、生物の分類区分で、種の下位区分である。動物学では種の下位区分は亜種のみであるが、植物学では他に変種・品種も用いる。 byWikipedia
という感じです。噛み砕くと学者先生が種類は同じなんだけど明らか生息域とか見た目が違うよねーっていう雑な感じの棲み分け。一応遺伝子をちゃんと見るとその地域特有の遺伝子があるらしいけどまぁその話はややこしくなるので。
また、亜種間の交配は可能でしっかり生殖能力の持つ個体達が多い。
種が異なると、例えばレオパとオバケを掛け合わせたりすると生殖能力の持たない個体が生まれることは、ある。
また、種の保存的な考え方をすると、本来混ざり得なかった遺伝子を混ぜて人為的に遺伝子操作をしているというところからまぁあまり良くないよねっていう雑感。ライガーとかがそうですね。
reptile databaseによると以下の亜種に分けられる。
Eublepharis macularius macularius (Blyth, 1854)
生息範囲:インド北西部、北部及びシンド州を除くパキスタン
所謂基亜種と呼ばれる種類。こんな感じで基本になる種類はmacularius maculariusのように繰り返されることが多い。
一応パンジャブって名前を見たらこの種類かも?
だいたいここら辺の個体群の事。
Eublepharis macularius afghanicus Börner, 1976
生息域;アフガニスタン南東部及び東部、パキスタン北西部の一部
所謂原種、アフガンという種類達のことれぷれぷさんが殖やしている子達ですね(興味ある人は国内で殖やしている人がいるのでみてみよう!)
主に現在のタンジェリンの元となったオレンジ味の強い個体群の事。まぁもうワイルドを簡単に見れなくなっちゃたんですけどね…………
たまーにアフガンタンジェリンとか名前が付いている元祖
この辺りが生息域
Eublepharis macularius fasciolatus Günther, 1876
生息域;シンド州(ハイデラバード周辺)
所謂ファスキオラータ。たまーにワイルドの個体群でちょっとお高めでファスキオラータと名前が付いているものはこいつらのライン。亜種間が混ざると雑種強勢という現象(詳しくはググれ)が起きるため種全体としては強くなるんですけどね…………まぁ細かいこと気にしたい人は近親係数とかも調べると面白いですよ。
住んでいるところとしてはピンが刺さっている周辺。
なんでこいつらだけ分けられてるんだろうと思ったらここだけ平地というか森というかそんな感じなんですね納得。
Eublepharis macularius montanus Börner, 1976
生息域:シンド州(カラチ周辺)
所謂モンタ君。モンテン呼びが一般的かな?
一番ヒョウモンがしっかり出るワイルドラインらしいけれど実際問題どうなんでしょうね誰か現地行ってきて探してきてください←
因みにカフチの場所がわからなかったんだけどナチュラルにカラチの間違えでは…………
カラチ周辺であるならば画像はこちら
Eublepharis macularius smithi Börner, 1981
生息域:インド北部(ニューデリー周辺)
こいつらの情報が全くない!!!!!!
なんかいい情報ありましたら教えてください。
一応ここら辺で採取できるらしい。
正直現地からの流通が止まっている原因はここの情勢不安からストップしております。
現在のワイルドの流通はほぼなくWCB(ワイルドコートブラッド)のみの流通です。
WCBに関してはbreader.ioというサイトで詳しく書いてあるので興味がある人は見てみると楽しいかもしれません。
今回はこんなところで
最後にうちにいる所謂『ヒョウモントカゲモドキ』してる子の画像で締めましょう。
ではでは良い爬虫類ライフを