人生切売論

雑記ブログ未満メモ帳以上

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海賊版違法サイト、サイトブロックに関して


しばらくPCで書けないので見づらくて申し訳ない気持ちがいっぱいだがふと思ったことを吐き出すとしよう。


まず私の意見から言わせて貰えば大いに賛成である。


何故かと言われれば


1.経済が回る事によっての景気回復

2.出版社サイドの減益によっての絶版の増加

3.著者の原稿料の低下


の大まかな三本であろう。


1.経済が回る事によっての景気回復

これに関して言えば小売である本屋、ただでさえ本屋不況が続き、閉店ラッシュなのでこれは由々しき事態だ。まぁある意味「小売」という概念自体すでに時代遅れなのは間違いがないのでそれに関しては後述。


基本的には著者が執筆する出版社が出版する小売が消費者へ提供する、この流れが無ければ何でも経済は回らないし、経済が回る事によって儲かる人が出るのだ(その辺りは特別経済学など学んでいないのでツッコミどころがあれば教えていただきたい)


貯蓄が増えれば増えるだけ市場に出るお金の数が減るのだから富めるものほど富んで、貧しいものは貧しいままになってしまう。


2.出版社サイドの減益によっての絶版の増加

私個人としてはこれが非常に辛い。

勿論売れなくて絶版になってしまうのはある程度仕方がないことではあるのだが、これは3でも述べようとは思うが、遠回しに著者の減益にもつながってしまうのだ。


本は小売より売れて在庫が無ければ出版社へ発注するだろう、その発注数に応じて出版社は刷りが足りなければ新しく刷るだろう(これがいわゆる奥付に書いてある初版とか3刷とかの事)

単純に出版社サイドが儲かっていなければ、このいわゆる重版出来の腰が重くなってしまうのである。

これによって重版がで無ければさらにそれによる印税も入らず(因みに記憶が正しければ刷られた時点で著者には収入が入るはず)出版業界の経済規模がさらに落ちて行くのである。



3.著者の原稿料の低下

2でも触れたが印税が入らなければ著者の収入はなくなるし、もしアシスタントなどがいれば下手すれば赤字だ、さらに出版社が今度削減しようとするのは原稿料の低下であろう(想像で書いているため順番が違うなどがあれば教えていただきたい)


そうなれば描く人が減り、さらに経済規模が縮小する事だろう。


ただこの中で唯一そこまで被害が被らないのが印刷業な気がするが、まぁ印刷は印刷で苦戦してるので……まぁ、うん。


まぁ三本の問題点をあげさせていただき、これによってブロックには賛成「ではある」


含みのある言い方なのはこのブロックが果たして議論した上でノイジーマイノリティの声だけで行なっていないか、という問題点である。


勿論角川や集英社が声明を出してはいるがそのものの解決にはなっているのか?という問題だ。


先ずでは海賊版サイトを使う人間はどのような人間だろうか?


A貧困であるが娯楽の欲しい人

Bお金を出してまで楽しみたくない人

C情報を得られていない人


まぁ主にこの3つに分類はできるだろう。


A貧困であるが娯楽の欲しい人

割と本質に近いのではないか?と思うのがこの問題点である。

主に海賊版サイトを使用している人間の多くは10代であり、20代以上は比較的このブロッキングに賛成である(参考文献:http://www.itmedia.co.jp/business/spv/ )

ということで考えられるのは、収入の低い層がどうにか楽しもうという考えで行なっているのではないか、という説だ。20代でも然りだが。


つまるところ、供給があまりにも多すぎるのではないか、という問題である。

かくいう私も昔に比べて使いたくなる気持ちがわからないでもない。

なぜかと言えばあまりにも情報量が多すぎるのだ。数が当たらないから、と本の数が出過ぎていて、なおかつ好みが細分化され過ぎていて、もう一つの本では満足いかない世代に突入しているとも言える。

それをどうにかしなければこのブロックに関しては非常に短絡的である、という見方もできなくない。


Bお金を出してまで楽しみたくない人

Aでも述べたように好みが細分化し過ぎていて、この情報過多な世の中でなおかつ貧困が進み娯楽にそこまでお金が出せなければどうするか、海賊版サイトの登場である。


つまるところ情報が集約できていないのである。漫画であり、活字の本だろうと。あまりにも細分化され過ぎて。

そうなれば手軽に楽しめなければ、タダで中を見れなければそりゃあねぇ……


C情報を得られていない人

ただだからと言って出版社も理解してないわけがない!と言うわけで割とアプリ開発はどこも力を入れてます。

私個人としては集英社のジャンプ+に非常にお世話になってます。

出版社の垣根を超えたイノベーションが生まれればなぁ(まぁそれがある意味海賊版サイトなんだろうけれど)


結語

私的には英断ではあると思うが、議論の余地がある事と、海賊版とずっと戦ってきたSTEAMというPCゲーム販売の話を見るべきであると思う。

私自身全く海賊版サイトを見ないかと問われると非常に難しく、録画に失敗したアニメだったり、自分の地域でやっていないテレビ番組だったりするとどうしても海賊版サイトに頼らざる得ない状況である。

いけないことは理解しているが映像化などを待っていられない、という時もある。


問題も議論もたくさんしなければならない分野であるので、ただ禁止をするという行為自体は間違っているとも言える。